マネジメントとリーダーシップの違い。
【読書記録】リーダーシップの旅 3
引き続きこちらね。
タイトルの件。
自分は初めて意識したんですよね。
大学院時代、ドラッカーをゼミで読まされたりする程度には
教養的な立ち位置でマネジメントというのはそれなりに学んできたわけです。
そして僕は考えていたわけですよ。
マネジメント無敵じゃね?と。
そんなことなかったね。
J・P・コッターはマネジャーを「複雑性への対処」、リーダーを「変革への対処」とキーワードで対比した。
(中略)
良し悪しは別にして「経営に驚きはいらない」が典型的なマネジメントだ。
(中略)
他方、リーダーはシステムをバイパスする。そして、不要と判断したら、システムや組織そのものを壊してしまう。未知の世界へと向かっていくその行動は、傍から見れば「驚きだらけ」だ。ややもすればバランス感覚に欠け、ひやひやするが、一徹さに周囲の人達は心を打たれ、つい応援したくなる。
マネージャーの役割、マネジメントの役割、というのはあくまで
「現状わかること」だけを基準にして、分析し、施策を考えるものなのですね。
一方で、リーダーというのは、現状にかかわらず、未知の世界を考えて実現すべき事を考える。
企業には、「マネージャー」はいる、けど「リーダー」はいない、
という旨の事もこの本だったか前に読んだ本だったかに書いてあったのですが。
リーダーとは未知の世界を考える人だ、としたとき。
果たしてこの、未知の世界を考える人を受け入れる土壌、作れているのでしょうかね。
リーダーとマネージャーは違う、ということ。
結構ちゃんと知っておくべき、知られるべき事なのではないかなぁ、と感じました。