データエンハンサーの戯言置き場

データサイエンティストを挫折した人がデータとアナリシスのエンハンスメントについて考える

はじめての方へ

このページは初めての方に向けた自己紹介とその他諸々のページです。よしなに。




自己紹介

某インターネット企業にてデータアナリストを経てデータサイエンティストになれず、データエンハンサー(自称)、アナリシスエンハンサー(自称)をやっております。 ブログの内容は個人の意見・見解であり、所属組織の意見・見解とは異なる事があります。




データエンハンサーとは

自称です。

lucies.hatenablog.com




↓それでは最新記事をどうぞ↓



戦略とはストーリーである。

【読書記録】Hard Things 3.

ちょっと時間空きましたがこちら。

 

HARD THINGS

HARD THINGS

 

 kindle位置:4002/4915

成功する企業では戦略とはストーリーだ。すべての戦略的決定は誰にも納得のいくストーリーとして 提出されなければならない。

 企業に入って思うのは、
思っている以上にストーリーを語れる人が少ないということ。

 

論文を書く時って必ず、
背景があり、その背景に対して先行研究にこんなものがあり、
それに対して新しいことを考え、実行し、検証する。
その結果良くても悪くても、課題が残る、というストーリーが必ずできる。

 

その一方で、企業の偉い人が何かを語る時、
「背景」や「先人の知恵」、「何故それをやるのか」などが一切語られずに、
「何をやるか」だけで語られる事は思いの外多い。

 

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

 

 ロジカルシンキングの本では、
ストーリーを作る際の具体的な作り方が明確に書かれている。

 

これ、実は自然に出来るものとかではなく、
完全に「学習することによってできるようになるスキル」なんですよね。
そこそこ以上の理系院卒の人って結構これできる人が多いんだけど、
それ以外の人でちゃんとできてる人って凄く少ない。(観測範囲内では)

 

あと本物のコンサルとそうじゃないニワカコンサルを分ける時にも、
ここに一つ線引はありそう。

 

いずれにせよ、論理の整ったストーリーをちゃんと作る、というのは
本当に難しい事なのだと思う。

大学院で散々怒られた理由が、社会人になってからとてもよくわかります。