データエンハンサーの戯言置き場

データサイエンティストを挫折した人がデータとアナリシスのエンハンスメントについて考える

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自己紹介

某インターネット企業にてデータアナリストを経てデータサイエンティストになれず、データエンハンサー(自称)、アナリシスエンハンサー(自称)をやっております。 ブログの内容は個人の意見・見解であり、所属組織の意見・見解とは異なる事があります。




データエンハンサーとは

自称です。

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【読書記録】デジタル時代の基礎知識 『ブランディング』

 

記事 書くのをだいぶサボっていたのだけれどちゃんと書きます。

 

山口先生。山口先生のブランディング本を読むのは2冊め。1冊目は

プラットフォーム ブランディング

プラットフォーム ブランディング

 

 これ。

 

どちらも共通のところはたくさんあるんだけど、プラットフォームブランディングに比べると「基礎知識」と書いてあるだけあって、平易で簡単な印象。プラットフォームブランディングをもう少し噛み砕いた感じ、といっても良いかもしれない。

 

僕はいわゆるデジタルマーケの世界にいるのだけれど。ブランディング=大きな予算をかけて大々的なキャンペーンを張ること、という認識の人は未だに根強くいるのを感じている。ブランディングというのは本来そういう"手法"のカテゴリではなくて、本来は顧客の中にどういう意識を作っていくか、という"顧客"の話。

マーケの仕事をしている人たちですら、方法論をカテゴライズしたがるプロダクトアウトな発想に陥りがちなのは滑稽な話だなあと思う。

 

ブランディングには一貫性が大事だ、というのはどちらの本にも共通して書かれている事ではあるのだけれど。全然別軸で、ビジョナリー・カンパニーとか読んでても組織運営には一貫した理念が大事、ということが書かれてたりするんですよね。これ結構面白いなあと思っていて。要するに、それが組織の外に出るときにはブランディングという概念になり、組織の中に浸透させるときはマネジメントの一分野になっていく。

 

結局の所、手法や考え方は色々あるにせよ、自社の組織運営が一貫性をもって進められなければブランディングもうまくやっていく力は生まれないのだろうな。どちらも、「病めるときも健やかなるときも・・・」的な継続力が必要。特に病める時にこそ試される力なのだろう。

 

なんか本の感想とあんまり関係ない文章になってしまったけどブランディングは楽しい概念です。