データエンハンサーの戯言置き場

データサイエンティストを挫折した人がデータとアナリシスのエンハンスメントについて考える

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自己紹介

某インターネット企業にてデータアナリストを経てデータサイエンティストになれず、データエンハンサー(自称)、アナリシスエンハンサー(自称)をやっております。 ブログの内容は個人の意見・見解であり、所属組織の意見・見解とは異なる事があります。




データエンハンサーとは

自称です。

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【読書記録】データドリブンマーケティング

ちょっと前に読んだやつ。

 

データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標

データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標

 

 本のタイトル的に、デジタルマーケの話なのかな、と思って読んでみたんだけど、そういうわけでもなかった。

 

一言で言うなら、「科学的マーケティングの教科書」。マーケの世界でもデータがどうとか言われて久しいけれども。意外とデータデータ言う割にはきちっと整理して理解している人は少ない。そういう中で、「データ」というときに何から始めればいいのか、というのが整理されている。

 

この本の良いところは、教科書的なところにあると思っている。一般的によくある組織課題から入り、マーケティングを効率的に行っていく際の指標、方法論が事例を交えて書かれているので、わかりやすさもあり。

 

一方で微妙なのは、この業界がここ5年で様変わりしすぎちゃって若干古くなっている事。原著の方は2010年初版なので。とはいえ、別にこれらの指標を見る必要がなくなったわけではないので、読む価値はあるかな。

 

どちらかというと、やれビッグデータだのAIだの騒ぎ立てる前に、このレベルの事ちゃんと出来てる?という事を確認する意味で一度目を通したほうが良さそう。流行り物に飛びつく前に、やるべきことをちゃんとやって体力をつける事は必要だよね。

 

マーケに関わる人間なら、読んでおいて損は無いと思う一冊でした。