データエンハンサーの戯言置き場

データサイエンティストを挫折した人がデータとアナリシスのエンハンスメントについて考える

はじめての方へ

このページは初めての方に向けた自己紹介とその他諸々のページです。よしなに。




自己紹介

某インターネット企業にてデータアナリストを経てデータサイエンティストになれず、データエンハンサー(自称)、アナリシスエンハンサー(自称)をやっております。 ブログの内容は個人の意見・見解であり、所属組織の意見・見解とは異なる事があります。




データエンハンサーとは

自称です。

lucies.hatenablog.com




↓それでは最新記事をどうぞ↓



【視聴記録】イヴの時間

 

「イヴの時間 劇場版」 [Blu-ray]

「イヴの時間 劇場版」 [Blu-ray]

 

 はい。3連休中に見たのでたまにはこんなものも記録に残しておきます。huluで見ました。ありました。

SFです。原作は何か、短編のOVAなのかな。

 

SFっていくつかベタなパターンあると思うんですけど、ミリタリーSFとか、終末ものとか、宇宙探検モノとかタイムスリップものとか・・・。ETとかはこういうパターンに当てはまらない、「宇宙人とのドラマ」がテーマになってるわけだけど、このイヴの時間はそんな感じのちょっとベタから外した、「アンドロイドとのドラマ」の作品。

 

ロボットが人間と同じレベルの頭脳を持つ未来にはかならず、「ロボットの人権」に関する問題は出てくる事はまぁ間違い無いと思うんですけれど。クジラだの何だのの動物ですら問題になるわけですし。そのロボットの人権といいますか、そういうものがテーマになっております。

 

人間の命令を聞くことしか、「法律的に」許されていない(≒倫理的に許されていない)ロボットが、その命令から外れて感情を持った時に、人間はどうするのか、というのがテーマ。

大きな事件が起こるというわけでもないんだけど、ロボットに対して必要以上の愛着を持ってしまった人間に「ドリ系」という蔑称を与えてみたり、普段日常的に使うアンドロイドよりちょっと古い、AIの質が低いアンドロイドを出してみたり。

そういう規定された世界観と、そこで起こる小さな矛盾の中で人間とアンドロイドの感情が揺れ動いていくような、そういう作品。

 

物語の大半が「イヴの時間」という名前の喫茶店のシーンなので、ちょっと物足りない人には物足りないかも。あと、終わり方が雑というか、フラグ立てるだけ立てて続編期待させておいて続編が無いという感じなので気持ち悪さはあるけれども。

それを抜きにしても、この、恐らくシンギュラリティ後に実際起こりうる世界を描いたものとしてはよく出来てるんじゃないかなーと思いました。

 

結構好きです。