なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?
なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
- 作者: 枝廣淳子,小田理一郎
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
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はい。
色々あってブログやめようと思ったりとかもしたんだけどまぁ続けます。
色々あって読まされた本。
本のタイトルがあんま本格的なビジネス書っぽくないカジュアルさがあって何か微妙な気はしたんだけど、
中身はシステム思考に関する本。というかシステム思考で使う因果ループの解説本。
フレームワーク大好きっ子には向いているのかもしれないけど、
僕はそうじゃないので何かツッコミどころ多いなぁと思いつつ読んだ感じ。
システム思考とは何か、という根本は多分この本だけではわからないと思うんだけど、
思考を広げながらまとめていくツールが欲しい、という人には良いかもしれないです。
コミュニケーションにも向いてる、というような事も書いてあるんだけど、
相手がこのフレームを知っている前提で一緒に作り上げていくプロセスには価値があるかもしれないけど
フレーム自体を知らない人に説得材料として使うのは微妙かもしれないです。
まぁこれはどんなフレームワークにも言えるけど。
個人的に、こういうフレームワークとかツールに依存するのはあまり好きではないのだけど、
その中でも比較的使いやすい&奥が深めのフレームかなぁと。
ただし、これを読んでシステム思考がわかった気になったら多分だめなやつだろうとは思う。
あと当然だけどこのフレームを使った成功例が出てくるんだけど、
フレームワークなんていうのはそれ以上に失敗例を量産しうるので安易に飛びつかないスタンスが大事ですね。
僕の元上司同士の言葉だけど、
本部長「俺昔、フレームワーク100個くらい覚えたけど全部忘れたわ」
CSO「俺は1000個覚えて1000個忘れたわガハハ」
みたいな会話があったという話もあってですね。
まぁそういう類のツールの中の、比較的、相対的に良いものの一つという前提で、
読んでみる価値はあるかもしれない。