やめる決断。
【読書記録】賢者のリーダーシップ 4
引き続きこちらの本。
P100。
星野リゾート編は中々面白いのですが引用がしづらくて記事にしにくいのだけどここ。
革新と変革というのはリスクが伴うものですが、これからは何かをやめることの勇気がいるような気がしています。「何をやるか」よりも「何をやらないか」ということが重要になってきている。
一昔前に「選択と集中」という言葉が流行り、
最近も「選択と集中に成功していたはずの東芝が〜」などと言われていたりしますが。
選択し、集中するときには必然的に「切り捨てられるもの」が存在するですよね。
けど、この「切り捨て」というのが中々できない。
切り捨てをする時、そこには犠牲者が出る。
それは顧客だったり、従業員だったり。だから、切れない。
これを切る、というのがきっと人や組織を成長させる決断なのだろう。という気がした。
選択するもの、切り捨てるもの、
選別する時には何が必要になるのか。
その時に必要なのが"グランドデザイン"や"ビジョン"のような、拠り所なのだろう。
具体的に実現したい世界を描き、
そこから遠いものから順に切り捨てていく。
実現したい世界をどれだけ鮮明に描けるか、はリーダーの重要な役目なのだ。