データエンハンサーの戯言置き場

データサイエンティストを挫折した人がデータとアナリシスのエンハンスメントについて考える

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自己紹介

某インターネット企業にてデータアナリストを経てデータサイエンティストになれず、データエンハンサー(自称)、アナリシスエンハンサー(自称)をやっております。 ブログの内容は個人の意見・見解であり、所属組織の意見・見解とは異なる事があります。




データエンハンサーとは

自称です。

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【読書記録】Web進化論

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

今更感に溢れていますが就職記念に読みました。いや嘘。別に記念じゃない。

 

<余談>

まずじゃあ、読んだきっかけの話でも。
大学院の1年目。授業にね、クックパッドの社長が来た事があるんですよ。佐野さん。超ワイルド。授業に登壇するのにTシャツにハーフパンツにスニーカー、坊主頭。ワイルド。すね毛。講義なのに何も準備してこない。超ワイルド。中身は90分間全部質疑応答。ワイルド。google何とかっていうクラウドアプリを使って、そこに質問集める形だったんだけど。(アプリの名前は覚えてない。今探してみたけど見つからなかった。)何も準備しないで90分しゃべり倒す。その間飲んだ水1.5L。ワイルド。

で。そのクックパッドの社長佐野さん、あまりビジネス書など読まない方らしいのですね。でもそんな佐野社長が唯一これだけは読め、と言っていたのがこの本。クックパッドの社員全員に読ませているそうです。(当時)(本当に読んでいるかどうかは知りません)

あれから2年、ようやく読みました。

 

<中身>

中身自体は色々なところで色々な人がレビューしているのであえてここで書いてもしょうがないかな、とは思うので簡単に思ったこと気になった所を幾つか。

・(思っていた以上に)陳腐化していない。
2006年の本なのでもう7年経ってるわけですけれど。この手の本って基本的に陳腐化して、2,3年前の本でも「お前もう時代変わってるから」って言いたくなるような本が多いのに、これは今でも十分読む価値あるな、という。

・地に足の着いた本。
ITでしかもWebという、何が起こるかわからないと言われるような世界で、地に足の着いた本、という印象。技術の部分で芯が通ってるイメージ。過去と現在(当時)と未来(現在も含めて)の流れが頭の中に描かれているんだろうな、と。それだけ色々な観点で物事を見ているんだろうな、と。

オープンソース
というのが結構多く触れられているけれども。オープンソースはもう少し広がって色んな部分で影響出てくるのだろうな、という印象。この本ではLinux一点張りだったけれども。その後、例えば僕らのミクさんの周りなんかは完全にオープンソースの流れができているのを見ると、コンテンツのオープンソース化は割と容易に進んでいるのかな、と。今後は3Dプリンタの普及に伴い、ハードウェアのオープンソース化(設計図のオープンソース化)なんかが進むんだろうなーとか思ったり。

ロングテール
ロングテールについては読みながら、僕らのロハコに思いを寄せつつ。小売の戦略について思案してみたりして。ABC分析とかパレートの法則とかまぁその辺の大学で培った知識と照らし合わせながら読みましたが。あくまでAmazonロングテールって、顧客は「全体」だから成り立つ話なんだよね。そしたらそれに対抗しようと思ったら小売は顧客を絞って、同じ枠で戦わずにそもそも土俵を変えちゃうっていうのが正しいやり方かなーなんて。Amazonがメッシなら僕らは白鵬になろうよ、っていうそんなイメージがふつふつと。この辺はまた今度整理してから書き直したい所。

Google
に関しても結構触れられているけれどもGoogleという会社に関してはまた色々書けるのでここでは書かず。というかこの本が書かれた頃なんかまだ黎明期だしな、Google。この本を読んで一番思ったのは、弊社Googleとよく並べられて語られるけど、全然違う会社だよな、って思いました。

 

<まとめ>

まとまりがないですねぇ。ただ一つ思ったのは、現在は過去の延長だし、未来は現在の延長にあるということ。あたりまえだけどね。時代の変化は突然起こっているようにも見えるけど、確実にどこかで繋がっているし、それはきっと現在をよく観察しておけば見えるものなんだろうな、と。ということで現在というものを良く観察しつつ、これからの自分の未来の立ち位置を模索していきたいなーなんて思いました。おわり。